お彼岸のお供え物とお彼岸の過ごし方

お彼岸のお供えもの

-お彼岸のお供え物

お彼岸の期間にご先祖にお供えする物として“おはぎ”があります。おはぎはもち米と小豆を焚いて作られます。古くから小豆には邪気を払う効果が有ると信じられており、先祖の霊から邪気を払うために小豆をまぶした食べ物をお供えするようになりました。それが定着し、現代に至っています(小豆だけでなく、豆・米も邪気を払うと言われています)。尚、現在の甘いおはぎは明治時代以降、砂糖が庶民の手にも入るようになってからの変化です。

-御萩(おはぎ)と牡丹餅(ぼたもち)

「おはぎ」と「ぼたもち」、その違いに付いては以下の様に諸説があります。

1.春のものを牡丹餅、秋のものを御萩とする説
牡丹餅は牡丹の花に似せて見立てたものであり、御萩は萩の花が咲き乱れる様子を見立てたものである故、春は牡丹餅、秋は御萩と呼ぶ

2.もち米を使用したものは牡丹餅、うるち米を使用したものは御萩

3.小豆餡を使用したものを牡丹餅、きな粉を使用したものは御萩

4.こし餡を使用すると牡丹餅、つぶし餡を使用したものは御萩(逆の説もあり)

5.二口程度で食べられる小さいものを御萩、それより大きいものを牡丹餅

-お彼岸前の準備

お彼岸が来る前には、

  • まず、お墓とその周りを綺麗に清掃しておきます
  • そして仏壇の掃除も行います
  • お墓参りに必要な数珠、供花、供え物、ローソク、マッチ、線香、掃除道具、手袋、ゴミ袋、植物用ハサミ、手桶、柄杓、タオルを用意します。通常、寺院や霊苑の場合、掃除道具、手桶、柄杓は備え付けの物があります
  • お彼岸の前日におはぎを作ります。仏壇用、墓前用、家族用が必要です

-中日の過し方

  • 朝一番で 仏壇におはぎ等のお供え物をし、生花を飾り、お参りします
  • 家族で揃ってお墓参りをします

まず、墓地に着きましたら寺院の場合はお寺様、霊苑の場合は管理事務所に挨拶します。最初に墓地の木や草を刈込み、古い卒塔婆をかたずけて、墓地を清掃します。それから墓石の汚れを落として、綺麗にします(事前に手入れが出来なかった場合)。お墓がきれいに成りましたら、お花を飾り、おはぎ等のお供え物をお供えします。ローソクに火を付けて線香に火を移し、お参りする方々で分け、それぞれお参りします。お参りは柄杓で水をお墓にかけ、線香を挙げて、合唱・礼拝します。このときお墓を見下ろしてはなりません、見上げる形で礼拝します。また、墓石へのかけ水は墓石を浄める意味と故人様に食べ物を施すの意味があります。

  • お墓参りを済ませ、ご自宅に戻りましたら 故人様・ご先祖様を偲びながらおはぎや彼岸団子などを食します。
  • 時間があれば、故人様がお好きだった場所にご家族で出かけるのも良いでしょう。

-お彼岸に避けるべき事

お彼岸の期間中の避けなければいけないはありません。仏事と祝い事が重なることは良くない印象がありますが、お彼岸は忌中や喪中とは意味が異なりますので、特に慎む必要はありません。但し、中日に結婚式や引越しを行う場合 などはお墓参りとの時間的な制約がございますので、注意が必要です。