お彼岸とはどのような風習でしょうか

お彼岸とはどのような風習

お彼岸やお盆は日本文化独特の先祖をお祀りする風習です。お彼岸は春分・秋分の日を中日(ちゅうにち)とした7日間に彼岸、6徳目の修行と先祖の霊を慰めるお祀りをします。

お盆は太陰暦の7月15日を中心として先祖の霊をお祀りします。現代のお盆は太陽暦の8月15日を中心としてお祀りするのが一般的となっております。いずれも命日の他に、先祖・故人を供養する祭礼となります。

-お彼岸とは

お彼岸とは季節の移り変わりを的確に掴む為に設けられた雑節一つで、”暑さ寒さも彼岸まで”に示されるように冬から春、夏から秋への変わり目を指します。節分、杜白、八十八夜、入梅、半夏生、土用、二百十日、二百二十日を含めて雑節と呼ばれます。春分の日、秋分の日を中日としたそれぞれ前後の3日を合わせて計7日間を指し、その中日は先祖に感謝する日であり、残りの6日間は悟りの境地に達する為に必要な六つの徳目、“六波羅蜜”を1日に一つずつ修める日とされております。

彼岸は7日間ですが、初日の彼岸の入りから3日の間、六波羅蜜を唱えて三種の徳目を修め、中日にはご先祖に感謝し、残る3日間で更に三種の徳目を修めます、七日目は彼岸明け(「はしりくち」 と呼ぶ地域もあります)となります。尚、彼岸の間に行う仏事を「彼岸会(ひがんえ)」と呼びます。

-お彼岸の起源

お彼岸の語源は仏教用語の到彼岸(とうひがん)から来ており、サンスクリット語で「完全である事、最高である事」を意味する「波羅蜜多(はらみた)」をあらわし、仏教に於いて各修行で完遂・達成されるべきものを指します。達成されるべき徳目は全六種で、六波羅蜜と呼ばれます。六波羅蜜を会得することにより、此岸(迷い)から彼岸(覚り)に到る(到彼岸)とされます。これらの考え方は全て日本で創られたものです。

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-お彼岸の期間

彼岸は前述のように7日間で、この間に行う仏事を「彼岸会(ひがんえ)」と呼びます。日本で初めて行われた彼岸会は806年で、諸国の国分寺の僧が崇道天皇の為に七日間に渡って金剛般若経を読み続けたとされています。

-お彼岸の願い

本来の彼岸は自身が極楽浄土昇天を祈念するものでした。浄土思想で信じられている極楽浄土(阿弥陀如来が治める浄土)は西方の遙か彼方(西方浄土)にあるとされ、春分と秋分の日は太陽が真東から昇り、真西に沈むので、西方に沈む太陽を礼拝して遙か彼方の極楽浄土を思い描き、浄土に生まれ変わる事に思いをはせたのがお彼岸の始まりです。現在では六波羅蜜を修める6日間を除いた中日のご先祖法要のみが一般化しました。尚、彼岸は日願(ひがん)から変化したとも言われて居ります。